Laravelだとプログラムが楽になる? 使用上のメリットをご紹介します

Laravel(ララベル)を使うとプログラミングが楽になると言われていますが本当でしょうか? わざわざ導入しても使うのが難しかったり、操作が煩雑では逆効果です。

そこで今回はLaravelが何かという基本的な説明から、出来ること・メリット・デメリットを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

「システムを短納期かつ低予算で作成したい」
ローコード開発に興味がある
目次

Laravelとは

LaravelはPHPという言語のフレームワークです。2011年にリリースされ、その使いやすさと手軽さから非常に人気があります。

開発者はMicrosoft「.NET」の開発にも関わっていたTaylor Otwell氏で、PHPのフレームワーク「Symfony」をベースに開発しました。また、コミュニティの活動も盛んで2022年2月には最新バージョンの9がリリースされています。

評判の高いLaravelですが、理解するためにはPHPとフレームワークが何かを把握しておくことが必要です。

PHPとは

動的なWebコンテンツ・Webページを作るのに適したプログラミング言語で、スプリクト言語に分類されます。これは記述や実行を比較的容易にできる言語のことです。

「動的コンテンツ」とは使う人や時間などによって表示される内容が変わるページのことです。SNSやショッピングサイトのおすすめ機能などがこれに当たります。

さらに、PHPはMySQLなどのデータベースとの連携もしやすいです。

フレームワークとは

名前が示すようにアプリケーション開発を助けてくれる「枠組み」です。機能性重視・汎用性重視・軽量性重視など複数のタイプが存在しており、開発の目的に合ったものを選べます。

また、あくまで枠組みなので利用する場合も必要な機能を追加しながら開発することが多いです。Laravelは開発に必要な機能がそろっている機能性重視タイプのフレームワークと言えます。

Laravelを利用するメリット・デメリット

幅広いWebアプリケーションの作成ができるLaravelを利用することにはメリットが多くあります。その一方でデメリットもあるので、どちらもしっかりと確認をしておきましょう。

参照サイト:built with「Laravel Usage Statistics」
https://trends.builtwith.com/framework/Laravel

5つのメリット

代表的な利点が5つあるので、それぞれどのようなものか詳しく確認してみましょう。

メリット1)分業がしやすい

MVCモデルを採用しているため分業がしやすいです。この開発方法では、処理(Moder)・表示(View)・全体制御(Controller)の3つに機能を分割してそれぞれ開発を進めていきます。

全般を理解しなくて済むため初心者でも対応しやすく効率的です。

メリット2)出来ることの幅が広い

機能が比較的多く、そのため出来ることも幅が広いです。フレームワークには基本的な機能がそろっていますが、内容や数には差があります。もちろん機能が多ければ出来ることも多くなるのです。

また、ある程度のプログラムは自動生成が可能です。その内容は修正が可能なので欲しい機能を追加することも出来ます。

メリット3)導入がしやすい

Composer(コンポーザー)が採用されており導入もしやすくなっています。これはパッケージ管理ツールというものです。パッケージやライブラリを管理してインストールができます。

導入の際にフレームワークを利用する場合、本来なら必要なプログラムを1つひとつインストールしなければなりません。ところがComposerを使えばまとめてインストールが可能です。その分導入がしやすくなります。

メリット4)情報を得やすい

近年、利用者が増加していることもあり情報が得やすいです。このページもそうですが、ネット上にはLaravelについて紹介しているサイトが個人のブログも含めて多数存在しています。

そのため何か分からないことがあっても必要な情報が手に入りやすいです。

メリット5)更新・設定が簡単に出来る

Artisan(アルティザン)により設定やアプリケーションを少ないコードで作ることができます。これはLaravelで使用されているCLIの1つです。

CLIとはキーボードだけでパソコンを操作するツールで、Windowsのコマンドプロンプトが有名です。Artisanを利用すればWebページの設定・更新が簡単に出来ます。

Laravelを利用することで分業がしやすくなったり、導入がしやすくなったりと、もともと使いやすいと評判のPHPがさらに便利に効率よく活用できます。

2つのデメリット

Laravelには多くのメリットがあることを紹介してきましたが、デメリットの存在も無視は出来ません。しっかりと把握して対応策を考えておけば、将来のトラブルを回避することも可能です。

デメリット1)コードを複雑にしてしまう恐れがある

PHPは自由度が高いためコードが複雑になってしまうことがあります。Laravelで基礎を作っても修正して、より自分の個性を出すことが可能です。

しかし個性を出し過ぎると、自分以外の人が見ても記述の意味やどこに何が書いてあるかが分からなくなる恐れがあります。個人ですべての作業をやる場合は問題ありませんが、複数の人間が携わるなら複雑にならないよう注意が必要です。

デメリット2)処理速度が比較的遅い

多機能であるため処理速度は比較的遅いです。機能が豊富なのは大きなメリットですが、速度を重視する場合は他のフレームワークを検討するほうが良いでしょう。

メリットが多いですがデメリットもあるので、Laravelが合っているかどうかプロジェクトの内容と照らし合わせて検討するのがおすすめです。

Laravelをインストールするには準備が必要

WindowsにLaravelを導入するなら、前もってインストールが必要なものがあります。

  1. PHPをインストール
  2. Composerをインストール
  3. Laravelをインストール

大まかな流れは上記のようになります。LaravelはComposerからインストーラーを取得してインストールすることが必要です。

使用しているパソコンにより方法が異なる場合があるため、詳細は公式ホームページ等を参照してみてください。

【PHPのダウンロード】XAMPP Apache + MariaDB + PHP + Perl
https://www.apachefriends.org/jp/index.html

【Composerダウンロード】:Composer
https://getcomposer.org/

参照サイト:Laravel
https://laravel.com/

Laravelで理想のWebシステムを開発しましょう

Laravelを使うことでWebシステム開発の作業を大きく軽減することも可能です。機能も豊富なので理想のシステムを追求することもできます。その一方で導入する準備が必要ですし、PHPを理解しておく必要もあります。

PHPに不安があり導入に悩まれているなら、ぜひ弊社までお気軽にご相談ください。

当社がこれまで支援してきた開発事例の共有、企画・コンサルティング、要件定義や実際の開発支援まで包括的にサポートさせていただくことが可能です。

システム開発を失敗しないために、弊社が相見積もりの取得までをサポートさせていただくことも可能です。むやみな営業電話などは決して行いませんので、まずは無料のご相談をお待ちしております。

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この記事を書いた人

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