【初心者必見】ASP.NETとは?基本の使い方を徹底解説

開発者の皆さんは、Webページやアプリケーション開発時に、どのようなフォーマットを使うか迷うことはありませんか?今回は数あるフォーマットの中でも、「ASP.NET(エーエスピー・ドット・ネット)」をご紹介します。

「名前は聞いたことはあるけれど使ったことはない」という方もいらっしゃると思います。

そんな皆さんに向けて、ASP.NETの基本的な使い方から使う際のヒントまで、本稿でお伝えしていきます。

  • ASP.NETとは何か?
  • ASP.NETはどうやって使うのか?
「システムを短納期かつ低予算で作成したい」
ローコード開発に興味がある
目次

ASP.NETとは?

「ASP.NET」とは、Microsoft社が開発した、WebサイトやWebアプリケーションの開発に使用される無料のフォーマットで、作成したWebアプリケーションに対し、安定した動作性を実現するものです。

様々なプログラミング言語で使える優れたフォーマットですが、操作方法などの情報が少ないのが実情で、使おうにも使えない、と困っていらっしゃる方も多いかと思います。

実は「ASP.NET」の基本的な使い方は、Microsoft社の公式サイトからフォーマットをダウンロードして、そのフォーマットにコードを書きこむだけという、とても簡単なものなのです。

ASP.NETの特徴

アプリケーション開発に対する知識が少ないと、どうしても開発途中でエラーを起こしてしまうものです。しかし、その失敗は操作手順のわかりやすい「ASP.NET」を使うことで解決できるかもしれません。

実際の開発に「ASP.NET」がどのように使われるのかを見ていきましょう。

ASP.NET の3 つのフレームワーク

「ASP.NET」が対応しているフレームワークは「Web Forms」、「ASP.NET MVC」、「ASP.NET Web ページ」の3つです。

これらのフレームワークは、それぞれ開発スタイルが違います。 

プログラミングに関する知識、「ASP.NET」を使用するエンジニアが持っている技能や経験、作成するアプリケーションの種類、使い慣れた開発アプローチなどの組み合わせで使い分けることをおすすめします。

これらのフレームワークはひとつの「ASP.NET」の機能を共有しており、重複して使用することができるので、顧客向けのアプリケーションで使うフレームワークと、社内用のフレームワークを分けることも可能です。

Web Forms

「Webフォーム」とは、Winフォーム・WPF・.NETの3種類のフォームから成るフレームワークです。

Microsoft社のHTMLマークアップをカプセル化する技術を応用しており、操作性が高く、豊富な情報量を扱えるWebページをスピーディーに開発できるのが特徴です。

このWebフォーム(ASP.NET Web Forms)では、ドラッグ&ドロップを使用して可動性の高いWebサイトを簡単に構築できます。 

デザインサーフェスやコンポーネントを利用して、ユーザーにとってわかりやすく、強力なUI駆動型サイトをすぐに構築することも可能です。

ASP.NET MVC

MVCとは、Ruby on Rails・.NETの2種類から成るフレームワークです。HTMLマークアップやコード記述、そしてマークアップの統合・制御がスムーズに行なえるためテスト記述が正確にできるのが特徴です。

モバイル機器用のアプリケーションとシングルページアプリケーション(SPA)に最適なフレームワークです。最新の規格に合わせた高度なアプリケーションを開発できるのも、このフレームワークの強みだと言えます。

このフレームワークでは、マークアップ制御の自由度が高いことも大きなメリットです。

ASP.NET Webページ

ASP.NET Web ページとは、クラシック ASP・PHPの2種類から成るフレームワークです。

HTMLマークアップとコードを同じファイルにまとめられるのが特徴で、Webページの構築の際に高い効果を発揮します。サーバーコードとHTMLを組み合わせることで、高速かつ柔軟な操作性と軽量化を実現できるのもこのフレームワークの魅力です。

データベースへのアクセスを簡単にしたり、ソーシャルネットワーキングサイトへのリンクを簡単に作れたりするのがこのフレームワークの大きな特徴です。

ASP.NETの利用手順

これを実際に使うときは、ソフトウェアのなかに「Webアプリケーション」「Webサイト」等のテンプレートが用意されているため、そこから何を作りたいのか選択して、実際のプログラミングを組んでいく流れになります。

ここではASP.NETの使い方について、順を追ってご説明します。

Visual Studioでプロジェクトを立ち上げる

ASP.NETを使ってWebアプリを開発するには、マイクロソフト社が提供する「Visual Studio」という開発環境を用意する必要があります。
(こちらのマイクロソフト社の公式ページから無料ダウンロードが可能です。)

Visual Studioを立ち上げることができたら、「スタートウィンドウ」から「新しいプロジェクトの作成」をクリックします。

希望のテンプレートを選択する

Visual Studioには、Webサイトを構築するために必要な全てのテンプレートが付属されています。ASP.NETを使用して開発を実施する場合は、以下の手順で項目を選択しましょう。

ASP.NETを使用したシステム開発の手順

1.【新しいプロジェクトを作成】ウィンドウの言語一覧から【C#】を選択

2.プラットフォーム一覧から【Windows】を選択

3.【ASP.NET Core Web アプリ】のテンプレートを選択し、【次へ】を選択

4.【新しいプロジェクトの構成】ウィンドウの「プロジェクト名」欄に「My Core App」と入力。【次へ】を選択

上記のように決まった手順を順番に進めるだけで、ご自分の希望に沿ったプロジェクト環境で開発を進めることができます。

プロジェクトの実行

上記で作成した環境で開発を進め、実行・デバック・変更を行なうことができます。マイクロソフト社の公式HPにはチュートリアルがありますので、より詳しく知りたい方はこちらのページも参考にしてみてください。

参考URL:https://learn.microsoft.com/ja-jp/visualstudio/get-started/csharp/tutorial-aspnet-core?view=vs-2022

〈まとめ〉快適に開発するためのASP.NET

ここまで見てきたように、「ASP.NET」を使うと、様々なWebページやアプリケーションを手軽に作成できます。

「ASP.NET」は操作が簡単で、基本的に「テンプレート選択」で完成しますし、自分の知っているコードで操作できるため、初心者でも安心して使えるのが魅力です。

さらに、この「ASP.NET」を導入すれば、開発者の知識を活用しながら、従来のフォーマットよりも、高度で自由なシステム開発ができるようになります。簡単操作でWebアプリケーション等を作成できるASP.NETを利用してみてはいかがでしょうか。

また、システム開発の外注先選びでお困りの方は、弊社までお気軽にご相談ください。当社がこれまで支援してきた開発事例の共有・企画・コンサルティング、要件定義や実際の開発支援まで包括的にサポートさせていただくことが可能です。

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この記事を書いた人

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