はじめに
WEBアプリケーション開発ができるノーコードツールとして「bubble」が最近多く利用されています。
今回はbubbleの通常プランとは別の「Agency Plan(エージェンシープラン)」についてご説明したいと思います。本記事がお役に立てれば幸いです。
bubbleの基本プランについて
bubbleの基本的なプラン、料金や詳細については下記の記事で詳しく説明していますのでそちらを参考にしてみてください。
ノーコードツール「Bubble」って?特徴・料金・使い方を解説 | システム開発の窓口
Agencyプランとは
Agencyプランについて公式では下記のような説明がされています。
(公式サイトより引用:Building Apps for Others – Bubble Docs)
The Agency plan
The agency subscription lets you subscribe on a per-user basis to unlock features that make the process of building apps for clients smoother. Recommended for teams that work on projects for multiple clients and need access to paid functionality on an affordable basis.
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エージェンシープランでは、ユーザー単位でサブスクライブすることで、クライアント向けのアプリをよりスムーズに構築するための機能をアンロックすることができます。複数のクライアントのプロジェクトに携わり、手頃な価格で有料機能にアクセスする必要があるチームにおすすめです。
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Building Apps for Others – Bubble Docs
通常、bubbleではアプリ単位でのプラン設定となっています。(Free、Personal、Professional、Production)
しかしAgencyプランではアカウントへの課金となっており、1Agencyあたり月額78ドル(年払いの場合は1Agencyあたり月額71ドル)の費用がかかります。
Agencyプランにすることでどんなことができるようになるのか、下記で詳細を説明していきます。
Agencyプランでできること
開発の際に有料のbubbleの機能を全て使えるようになる
試したい機能や上位プランでしか利用できない機能などが全て使えるようになります。
そしてアプリ納品時に、使用している機能に応じて必要なプランに加入します。
開発時にプランをアップグレードしなくても機能を試せるようになるので非常に便利ですね。
コラボレーターとしてカウントされることなく、クライアントの開発環境に参加できる
通常、複数人で開発を行う場合はProfessional以上のプランを契約する必要があります。Freeプラン、Personalプランでは共同開発者(コラボレーター)の追加は出来ません。そのためクライアントと開発者が同一のアカウント情報を使用したり、プランを上位のものにアップグレードしてもらう必要がありました。
しかし、Agencyプランのアカウントはコラボレーターとしてカウントされないため、Personalプランで契約しているクライアントの環境をアップグレードすることなく、開発環境に参加できます。
また、1つのAgencyプランのアカウントで複数のアプリが開発でき、クライアントごとに管理することも可能です。
独自のドメイン使用と、bubbleのロゴが非表示になる
開発中に独自のドメインが利用でき、bubbleのロゴも非表示になります。
パスワードによる保護
プレビュー画面がパスワードで保護されるようになります。クライアントと認証情報を共有してプレビューを確認してもらうことができるため、セキュリティ面でも安心ですね。
アプリの引き渡し
アプリケーションのリリース時には、クライアントを編集者として招待し管理者権限を付与することができます。その際に、クライアントは使用する機能(有料機能)に基づいて適切なプランに加入し、本番運用を行うことができます。
また、クライアントが編集権を削除するまで、Agencyプランのアカウントはアプリの編集者として残ります。
Personalプランの場合は所有者が1人しかいないため、アプリを譲渡された後はクライアントが開発および支払手数料を負担することになります。
Agencyプランの解約について
プランの解約については公式にお問い合わせたところ、下記のお返事をいただきました。
プランのキャンセルはいつでも可能です。Agencyプランをキャンセルすると、アプリの有料機能が削除または変更されるのではなく、ダウングレードの期間中、これらの機能が無効になります。再アップグレードすると、これらの機能はそのまま有効化されます。これには、カスタムドメイン、ファイル、アプリデータ、永久ライセンスプラグインなどが含まれます。ただし、プラグインを毎月購読している場合は、再アップグレード時に再購読する必要があります。
国内のAgencyプランの代理店の紹介
Agencyプランを契約している場合、公式サイトに掲載されます。(掲載の申請が必要)
現在国内で代理店として登録されている企業は下記の通りです。
- FOUNDERZ Inc. https://founder-z.com/en
- Curiosity, Inc https://curiosity.vc
- 1.KIYONO, Inc https://kiyono-co.jp
- NoCodeLab https://blog.nocodelab.jp
- NoCodeCamp https://nocodecamp.co.jp/
- BACKBONE… backbone-technology.com
- Biz Freak https://bizfreak.co.jp/
- C3reve c3reve.co.jp
- Culturelabs https://www.culturelabs.co/
- Evlick evlick.co.jp
- NEXTAM, Inc nextam.jp
- Proto-types productbox.com.au
- QED Inc. qed-inc.co.jp
- Sunup sunup-website.bubbleapps.io
- Tifana.com tifana.com
- VALUE ENCOUNT INC. value-encount.jp
- 合同会社アリザータ risata.biz
最後に
以上、bubbleのAgencyプランについての説明でした。
このプランについては公式の情報も少ないため、公式にいくつか問い合わせてみました。
本記事が参考になれば幸いです。ここまで読んでいただきありがとうございました。
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