AIが自動で歌やBGMを作成するSuno AIが話題になっています。
そこで今回は、Suno AIの簡単なレビューができたらと思います。
Suno AIとは
Suno AIとは、入力されたテキスト情報から自動で楽曲を生成するAIです。
歌詞の入力だけでなく曲調を入力するだけでも楽曲の作成が可能なのが特徴です。音楽に詳しくなくとも、簡単に曲が作れるため、クリエイターなどが大いに活用できそうですね。
次に、料金プランについて説明しますが、無料で利用する場合は作成した曲を商用利用することができないため、注意が必要です。
料金
公式サイトでは3つのプランごとに以下の料金設定と記載があります。アカウントを作成しないと見れないページのようです。
プラン名 | 料金 | 特徴 |
Basic Plan | 無料 | – 50クレジットが毎日更新(10曲分) – 非商用利用 – クレジットの追加購入不可 – 共有の生成キュー – 同時に2つのジョブ実行可能 |
Pro Plan | $8/月(年払い) | – 2,500クレジットが毎月更新(500曲分) – 一般商用利用 – クレジットの追加購入可能 – 優先生成キュー – 同時に10のジョブ実行可能 |
Premier Plan | $24/月(年払い) | – 10,000クレジットが毎月更新(2,000曲分) – 一般商用利用 – クレジットの追加購入可能 – 優先生成キュー – 同時に10のジョブ実行可能 |
商用利用せず個人で楽しむにはBasic Planで十分のように感じますが、混みあうと呼び出しに時間がかかってしまうようです。
早速使ってみる
AIの使用には会員登録が必要です。一般的な登録方法と同じため、割愛しますが、メールアドレスの他、Discord、Google、Microsoftアカウントでも登録ができます。
ログインするとこのような、画面が表示されます。ぼかしを入れましたが、作成された曲の中で人気の曲が並んでいます。ジャケット画像のようなものもAIで生成されているようです。
左側のメニューの「Create」から作成が可能です。
クラシック音楽が好きなのでこちらの画面で歌詞無しの「Instrumental」にチェックを入れ、日本語で「交響曲」と入力した後、Createをクリックします。
無料版のため、少し時間がかかりますが無事完成されました。
画像をクリックすると曲を聞くことができます。
指定通り歌詞はありませんが、エレクトロニックな曲調になってしまいました。しかし、アップテンポで激しい部分もありつつ、ゆったりと静かなパートもありAIらしからぬクオリティです。
追加でオーケストラと入力してみましたが、学習元の影響なのかギターやドラム、パーカッション以外の曲調の再現はできないようでした。一回の検索で2個楽曲が作られるようです。
続いて、歌詞有りで「ねこの散歩」と入力し、生成される曲を聞いてみます。
自動で歌詞も作成されました。
ボーカルは女声でしたが、少しロボットのようで表現力には欠けているように感じます。それでも、勝手にフェードアウトや強弱の変化を付けたりと単純な表現はしっかりついていました。
画面上の「Custom Mode」をオンにすれば、自分で一から歌詞をいれることができます。
ねこの散歩ということで、適当にこちらの歌詞を入力してみました。
ねこ ぽてぽて 歩くよ
気ままに 自由に
今日も 良いことあるかな
ねこのお散歩道
1:25の短い曲が作られました。短い歌詞だと何回かループするようです。
タイトルや曲調の指定もできるので明るい方が良い場合は追記して作ってみると良いかもしれません。
以下のリンクから作成した「ねこの散歩」を聞くことができます。
1回のCreateで違う曲調で同じ歌詞の曲が作成されます。
英語を入力すると英語の歌詞が、フランス語を入力するとフランス語で歌詞が作成されます。
ねこから連想される、夜や散歩から連想される道などが含まれており、文脈にも沿っています。
「Looking’round」など教科書にはないフレーズで単語に関連する歌詞を作成してくれるので、言語学習や洋楽の入門としても活用できそうですね。
最後に
Suno AIはワンクリックで歌詞がついたハイクオリティな曲を作成できます。とても便利な生成AIですが、近頃、AI画像でもクリエイター目線で様々な問題点が浮上している状況です。勝手な商用利用や完全自作発言をしないなどクリエイターとして常識に則った活用をするよう心がけて利用してください。作業用BGMや言語学習などに活用してみるのもおすすめです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!