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ChatGPTのおすすめのプラグインとは?

こんにちは!ファンリピートの加藤です。

2023年10月現在、GPT-4Vの登場など目まぐるしいバージョンアップの中でも便利なプラグインは多くあります。今回は特定のタスクについていくつかのプラグインを組み合わせることで非常に便利な使い方ができるものについて紹介していきます!

皆さんがすでに利用されているものはいくつあるでしょうか?確認していきましょう!

目次
「システムを短納期かつ低予算で作成したい」
ローコード開発に興味がある

ChatGPT Pluginとは

概要

ChatGPTのPluginとは対話形式でただ文章のやり取りを行う以外にも様々な外部システムと連携させることでChatGPTのみではおさまらない幅広い機能を扱うためのものです。

他の機能と比べると…

2023年10月現在ではChatGPTのPlusユーザーのみDefault、Browse with Bing、Advanced Data Analysis、Pluginsと様々な機能とともにGPT-4を利用できます。

  • Default:GPT-4を利用した対話が可能(画像の添付も可能)
  • Browse with Bing:MicrosoftのBingを利用したweb検索機能つきの対話が可能(画像の添付は不可)
  • Advanced Data Analysis:Pythonなどの特定の言語においてChatGPT上で実行と分析を行える。(ファイルの添付とダウンロードが可能)
  • Plugins:様々な外部機能と連携した対話が可能(3つまで選択可)

つまり、用途によって使い分ける必要がありそうですね。それではPluginについていくつか提案していきます。

使用例を紹介

研究論文の検索と概要を調査をする場合

大学や研究機関で類似研究を探す時に自身の調べたい内容に沿った論文を探すのは非常に時間がかかる作業だと思います。ここで次の3つを組み合わせることで大幅な時間短縮が期待できます。

1. Scholarly

Scholarlyのアイコンと説明

単純にWeb検索をさせると特定の内容について細かく情報をとれない場合があります。これは論文検索ができるプラグインになっています。

2. AskYourPDF

AskYourPDFのアイコンと説明

PDFの内容を確認したいときに全文をChatGPTにコピーアンドペーストするわけにはいきません。このプラグインではPDFのurlを与えるだけでその内容を読み取って情報について対話することができます。

3. Make A Sheet

Make A Sheetのアイコンと説明

対話した内容をSpread SheetやExcelに出力することができるプラグインです。

使い方の例

例えば以下のプロンプトを入力したとします。

AIに関して特にLlama2に対する論文を列挙してください。 注意する点は以下の通りです。 

・最新の情報を優先する
・github上にコードが公開されていればよりよい

出力例:

論文の列挙を入力した場合の出力例

このようにタイトル、概要、リンク、公開日などの情報とともにプロンプトにあった論文を提案してくれます。引用数などの情報も指定することで表示することが可能です。ここまではSchorarlyの機能です。

次にそれぞれのより詳しい内容について聞いてみましょう。

pdfを読みこんだのちに内容を解説する旨を入力した場合の出力例

出力された内容からurlを読み取らせることはできないようなので、先ほどのリンクをコピーして解説をお願いします。

具体的なリンクを提示した場合の出力例

urlを与えるとその内容について解説してくれます。ここでは AskYourPDFの機能でpdfの内容を読み取って対話することができます。pdfのデータのみ持っている場合は自分のGoogle Driveにpdfをアップロードし、そのリンクを提供してpdfを読み込ませることで対応可能です。

これまでの内容をspreadsheetにまとめる旨を入力した場合の出力例

最後に列挙した論文情報をspreadsheetにまとめてもらうことで表形式に情報を管理したい場合は非常に役立つと思います。ダウンロードが可能なことも利点ですね。

その他の例では?

先ほどの3つの組み合わせを紹介させていただいた通り、必要なタスクに合うプラグインを選択しなければなりません。

例えば論文について検索するのではなく、幅広い内容で検索したければ1のScholarlyと以下のプラグインと交換できます。

4. WebPilot

WebPilotのアイコンと説明

URLからwebサイトの検索などが可能になる。

もしくは表形式にまとめる必要がなく、参照するPDFに数式が記載されており、具体的に計算をさせたいときは3のMake A Sheetと以下を交換できます。

5. Wolfram

Wolframのアイコンと説明

WolframAlpha and Wolfram Languageを利用してChatGPTの誤りやすい計算(確率や文章解釈が必要な計算など)を行ってくれる。具体的な計算方法を示さずに計算部分のみをこちらのプラグインにさせると解答が正確になる。

フロー図などで理解を容易にしたいときはこちらのプラグインにも変更できます。

6. Whimsical Diagrams

Whimsical Diagramsのアイコンと説明

フローチャートの作成を行うプラグイン。

まとめ

自分のタスクに合わせてプラグインを選択する必要がありますが、自分なりの型を見つけておくとそのタスクに沿ったプラグインを1つ変更するだけで他のタスクにも対応できると言ったことが可能になります。

2のPDF読み込みは必須かもしれませんが、調査系統のタスクであれば紹介させていただいたものの組み合わせで対応できると思います。

お読みいただきありがとうございました

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