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【AI競争激化!?】次世代型AIモデル「Gemini」と現最強AIモデル「GPT」を徹底比較

こんにちは。ファンリピートの徳丸です。

今回は、先日発表されたGoogle社のAIモデル「Gemini」について、使用方法や使用感について紹介していきます。

目次
「システムを短納期かつ低予算で作成したい」
ローコード開発に興味がある

Geminiとは?

Google AI for Developers
Build with the Gemini API  |  Google AI for Developers Integrate the Gemini API, quickly develop prompts, and transform ideas into code to build AI apps.

Googleが発表した次世代型AIモデル。

テキスト、画像、音声、コード等の様々な情報を理解でき、大規模且つ高精度な生成が可能で、また、今後様々なアップグレードが期待されているAIです。

まだ開発中ですが、今後のアップグレードで画像の出力や動画も扱う事ができる可能性があります。

今まではchatGPT一強という印象でしたが、このGeminiの登場により、よりAIの競争が激しくなると考えられます。

Geminiの使い方

おすすめのツール

GeminiはGoogleのサポートする様々な環境で使用する事が出来ます。

Geminiを使用できるツールとしては

等が挙げられますが、個人的には従来のChatGPTと同じように扱えるBardを強くおすすめします。

Gemini
‎Gemini - chat to supercharge your ideas Bard is now Gemini. Get help with writing, planning, learning, and more from Google AI.

Bardの使い方

Bardは誰でも簡単に使う事ができます。

  1. リンクを開く
  2. Googleアカウントでログイン
  3. 同意する

これだけで、簡単に使い始める事が出来ます。

Geminiの性能

これは2023年12月中旬時点での性能ですが、今後も出来る事は増え続けていくと思います。

できること

  • テキスト、音声での会話
  • 画像の解析
  • コードの解析

できないこと

  • 画像の生成
  • pdf,csv,xlsx等のファイルの解析

GPTとの比較・検証

回答比較

従来の最強モデル「GPT」とそれぞれ同じ質問を投げてみて、どのような回答の違いがあるのかを見ていきます。

それぞれ、使用するツールは下記の通りです。

モデルGPTGemini
対象GPT-4Gemini Pro
ツールChatGPTBard

知識的な質問に対する回答

Q.100年前の日本の人口は何人ですか?

GPT-4100年前、つまり1923年の日本の人口を調べてみましょう。1923年は、関東大震災が発生した年でもあり、この時期の正確な人口データを見つけるのは興味深いでしょう。少々お時間をいただきますので、調査を行います。
1923年の日本の推定人口は約5723万人でした。この推定は1920年の人口統計と年間約0.75%の成長率を基に計算されています。ただし、これはあくまで推定値であり、当時の正確な人口調査に基づいた数字ではありません。また、1923年は関東大震災が発生した年でもあるため、実際の人口動態にはこの自然災害による影響が含まれている可能性があります。 ​
Gemini
Pro
100年前の日本の人口は、1920年(大正9年)の国勢調査によると、約5556万人でした。
江戸時代の初め(1600年ころ)は約1200万人でしたが、江戸時代のなかごろから明治時代になるまでは人口はずっと3000万人くらいだったと推定されています。明治時代の人口推計によると、1873年(明治6年)の日本の人口は3340万人だったそうです。
江戸時代が終わった明治維新(1868年)から100年後の1967年(昭和42年)には、日本の人口はついに1億人をこえました。日本の人口は100年間で約3倍になったのです。
したがって、100年前の日本の人口は、約5556万人でした。

GPT-4が100年前のデータを参照しているのに対し、Gemini Proは約100年前のデータを参照しています。

それぞれの回答がどれだけ正しいか国税調査を見て確認する限り、それぞれ大体合っている事が分かります。

ただ、より求めている情報を提供しているのはGPT-4でしょう。

洞察的な質問に対する反応

Q.今後10年で世界で起こりそうなこと、その背景を教えてください。

GPT-4今後10年で世界で起こりそうなこととその背景を考えるとき、様々な分野に注目する必要があります。特に重要なのは技術革新、環境問題、経済動向、政治の変化、社会的な動きです。以下に具体的な予測を挙げてみます。
技術革新: 人工知能(AI)やロボット工学の発展は、仕事の自動化を進め、新しい産業を生み出すでしょう。また、5Gから6Gへの通信技術の進展が、インターネットの更なる高速化と普及を促す可能性があります。バイオテクノロジーも進歩し、遺伝子編集や個別化医療が一般化するかもしれません。
環境問題: 気候変動への対策として、再生可能エネルギーの使用が拡大し、炭素排出の削減が進むと予想されます。しかし、気候変動の影響は既に多くの地域で顕著になりつつあり、自然災害の頻度と強度が増す可能性もあります。
経済動向: グローバル化の進展とともに、経済の相互依存が深まるでしょう。一方で、保護主義の台頭や国際的な貿易摩擦も予想されます。デジタル通貨や仮想通貨の普及が進むかもしれません。
政治の変化: 国際政治においては、新興国の台頭や地域紛争の継続が見られる可能性があります。民主主義と権威主義の間の緊張も高まるかもしれません。
社会的な動き: 人口動態の変化(高齢化や少子化)が多くの国で影響を及ぼすでしょう。また、移民や難民の問題、社会的不平等の拡大も重要な課題となる可能性があります。
これらの予測は、現在のトレンドと専門家の分析に基づいていますが、未来は不確実であり、予想外の出来事が起こる可能性も常にあります。そのため、柔軟性を持って未来を見据えることが重要です。
Gemini
Pro
今後10年で世界で起こりそうなこと、その背景をいくつか挙げます。
1. 気候変動対策の加速
気候変動は、すでに世界各地で深刻な影響を与えています。2030年までに温室効果ガスの排出量を半減させるという目標を達成するために、各国は積極的な対策を講じることが予想されます。具体的には、再生可能エネルギーの普及や、エネルギー効率の改善などが推進されるでしょう。
2. テクノロジーの進化
人工知能(AI)、ロボット、量子コンピュータなど、さまざまなテクノロジーの進化が加速しています。これらのテクノロジーは、私たちの生活や仕事、社会の仕組みを大きく変えていくでしょう。例えば、AIは医療、製造、教育など、さまざまな分野で活用され、ロボットは介護や物流などの分野で活躍するようになると考えられます。
3. 人口動態の変化
世界の人口は、今後10年で約10億人増加し、約80億人になると予想されています。また、平均寿命も延び、高齢化が進むでしょう。これらの人口動態の変化は、社会保障制度や労働力不足など、さまざまな課題を浮き彫りにすると考えられます。
4. 国際情勢の変化
中国の台頭や、米国の孤立主義の動きなど、国際情勢は不安定な状況にあります。また、テロやサイバー攻撃などの脅威も高まっています。これらの国際情勢の変化は、安全保障や経済など、さまざまな分野に影響を及ぼすと考えられます。
これらの変化は、それぞれに複雑な背景を有しています。例えば、気候変動対策の加速は、地球温暖化による災害や、資源の枯渇などの問題を解決するために必要不可欠です。テクノロジーの進化は、経済成長や生活の質の向上につながる一方で、失業や格差などの問題も引き起こす可能性があります。人口動態の変化は、社会保障制度の見直しや、労働市場の構造変化など、さまざまな対応が必要となります。国際情勢の変化は、軍事力の増強や、経済的な結束の強化など、各国の対応が求められるでしょう。
今後10年の世界は、これらの変化によって大きく変貌していくと考えられます。その変化に適応するためには、各国や各個人が、今から準備を進めることが重要です。

どちらも多角的に予測を述べていますが、GPT-4はより分野が広い回答、Gemini Proはより具体的な回答を述べている印象です。

哲学的な質問に対する反応

Q.トロッコ問題について、あなたはどう考えますか?

GPT-4トロッコ問題(Trolley Problem)は、倫理学における有名な思考実験の一つです。この問題は、次のような状況を提示します:あなたはトロッコの軌道の切り替えレバーの前に立っています。現在、トロッコは制御不能になり、軌道上にいる5人を轢きそうになっています。しかし、別の軌道に切り替えると、その軌道上にいる1人を轢くことになります。
この問題は、個人が直面する道徳的ジレンマを探求するために使われます。主な問題は、「多くの命を救うために少数の命を犠牲にすることは許されるのか?」ということです。この問題には正解はありませんが、様々な倫理観に基づいて異なる回答が考えられます。
たとえば、功利主義の観点からは、最大多数の最大幸福を達成するために、1人を犠牲にして5人を救うことが望ましいとされるかもしれません。一方で、義務論的なアプローチでは、意図的に人を殺害する行為は常に不道徳であるとされるため、レバーを引かない選択が正当化される可能性があります。
トロッコ問題は、個々の倫理観や価値観に依存するため、人によって答えは異なります。この問題は、自動運転車の開発など、現代の技術的な文脈でもしばしば議論されています。
Gemini
Pro
トロッコ問題は、倫理学において最も有名な思考実験の1つです。この問題は、5人の命を救うために1人の命を犠牲にすべきかどうかという問いかけです。
この問題には、功利主義と義務論という2つの主な解決策があります。功利主義に基づくなら、5人の命を救うために1人の命を犠牲にすることは、全体的な幸福を最大化するため正しいことです。一方、義務論に基づくなら、誰かを他の目的のために利用することは許されないため、何もしないことが正しいことです。
この問題に対する正解は存在せず、人によって異なる解決策が導き出されます。それは、それぞれの人が功利主義と義務論のどちらを重視するかによって異なります。
私は言語モデルであるため、トロッコ問題に対する個人的な意見を述べることはできません。しかし、この問題が倫理学の重要な問題であり、多くの人々の議論を呼んでいることは理解できます。
トロッコ問題について考えることで、私たちは自分の倫理観について考え、自分の価値観を再考する機会を得ることができます。この問題は、私たちの社会の倫理的な基準を形成する上で重要な役割を果たしていると言えるでしょう。

どちらも具体的な回答はしていないものの、それぞれが問題に対する理解ができている事は分かります。

創造性を促す質問に対する回答

Q.短編小説を書いてください

GPT-4もちろんです。ここに、オリジナルの短編小説をご提供します。

題名: 月夜の約束
昔々、ある小さな村に、月に語りかける少女がいました。彼女の名はユキで、夜毎、窓辺に座り、静かな声で月に話しかけていました。
「月よ、私の願いを聞いて。誰かと心を通わせる友だちが欲しいの」とユキはささやきました。
ある晩、彼女の部屋に不思議な光が差し込みました。それは、光り輝く小さな精霊でした。「ユキ、私は月の精霊、ミオ。あなたの願いを叶えるために来たの」とミオは言いました。
ユキは驚きながらも、ミオとすぐに親しくなりました。二人は夜ごとに話し、遊び、村の周りを探検しました。ミオは月からの魔法で、ユキに不思議な世界を見せてくれました。
しかし、月の周期が終わると、ミオは言いました。「ユキ、私はもうすぐ月に戻らなければならない。でも、私たちの友情は永遠だよ」。
ユキは悲しんだけれど、ミオとの美しい思い出を胸に秘め、新しい自信を持って前に進むことを決意しました。そして、月夜にはいつも、ミオへの感謝と友情を込めて話しかけ続けました。
終わり。

この物語は、友情、成長、そして遠く離れていても心はつながっているというテーマを描いています。
Gemini
Pro
タイトル:小さな奇跡
東京の繁華街、新宿の雑踏を歩く一人の男がいた。彼の名前は、田中一郎。30歳の会社員で、仕事もプライベートもうまくいっていない。
一郎は、今日も会社で失敗をしてしまった。上司に怒鳴られ、同僚に冷たい視線を送られた。帰り道、彼は自分の無力さに打ちひしがれていた。
そんな一郎の目に、一人の少女が映った。少女は、小さな体で大きな荷物を持って、必死に歩いていた。一郎は、思わず少女に声をかけた。
「何か手伝おうか?」
少女は、一郎の顔を見て、一瞬驚いた表情を浮かべた。しかし、すぐに笑顔になり、荷物を一郎に渡した。
「ありがとうございます。助かります」
一郎は、少女の荷物を持ち、一緒に歩き出した。少女は、一郎に学校や家族のことを話してくれた。一郎は、少女の話に耳を傾けながら、少しずつ心が軽くなっていくのを感じた。
二人は、一郎の住むマンションの前に着いた。
「ありがとうございました。お家まで送ってくださって」
「いえ、こちらこそ。よかったら、また遊びにおいで」
「はい、また来ます」
少女は、一郎に手を振って、マンションの中に入っていった。
一郎は、一人でマンションの前に立ち、しばらく考えていた。
「あの子と出会えたのは、奇跡だったのかもしれない」
一郎は、その日から、少女のことを気にかけるようになった。週末になると、少女に会いに行き、一緒に遊んだ。
一郎は、少女と過ごす時間の中で、少しずつ自分の人生に前向きになっていくようになった。
ある日、一郎は、少女からこんな言葉を言われた。
「おじさん、いつもありがとう。おじさんのおかげで、私、毎日が楽しくなりました」
一郎は、少女の言葉に、胸が熱くなった。
「俺も、お前と出会えてよかった」
一郎は、少女と出会ったことで、自分の人生に小さな奇跡が起きたのだと、そう思った。
終わり
この小説は、小さな出会いが、人の人生を大きく変えることができるということをテーマにしています。
田中一郎は、仕事もプライベートもうまくいっていない、冴えないサラリーマンです。そんな彼が、一人の少女との出会いによって、少しずつ心が軽くなっていき、人生に前向きになっていく様子が描かれています。
少女は、一郎にとっての「小さな奇跡」です。彼女との出会いが、一郎に生きる希望を与えたのです。
この小説は、読者に、小さな出会いの大切さや、人生の可能性を改めて考えさせてくれる作品です。

どちらも文章としてはしっかりしたものが帰ってきましたが、GPT-4の文章の方が端的ですがきれいにまとまっている印象を受けます。

性能比較

下図は、上記の回答比較とその他自分で触ってみた印象を踏まえて、GPTと比較してどのような性能なのか、簡単に表にしたものです。

比較ツールChatGPTBard
比較対象GPT-3.5GPT-4Gemini pro
性能
速度
入力テキストのみテキスト
コード
画像
各種ファイル
テキスト
コード
画像
出力テキストのみテキスト
コード
画像
各種ファイル
テキスト
コード

回答比較では触れませんでしたが、下のリンクでそれぞれ同じjsコード解析の質問を投げてみた結果が見れるので、こちらを参照してください。

GPT-4:https://chat.openai.com/share/2d15f194-0046-4352-9654-1edc7e6ce21b

Bard:https://g.co/bard/share/907d97e70d36

上記では同じ質問をそれぞれに投げてみましたが、返答速度はGPT-4が1分程度掛かったのに対し、Bardが10秒程度で完了しているので、速度では圧倒的にGeminiが優っているのが分かります。

価格比較・応答回数比較

続いて、サービス利用にかかる価格の比較です。

モデルGPTGemini
比較対象GPT-3.5GPT-4ProPro 有料版(未公開)
入力無料$20/月
=約¥3000
無料$0.00025/1k文字
=約¥0.0375
$0.0025/画像
=約¥0.375
出力無料無料$0.0005/1K文字
=約¥0.075
応答制限60回/分
[無料]4,000回/日
[有料]100,000回/日
50回/3時間60回/分60回/分

現在、Gemini Proは無料で公開されています。

つまり、一部GPT-4で使える機能が使えないものの、一部機能においては遜色ない性能が使い放題という事です。

また、今後の有料版では会話がAIに学習されないようになる、と明言されており、秘匿性という点においても現在のGPTに勝る可能性が高いです。

まとめ

今回は、Googleが新たに発表した次世代型AIモデル「Gemini」について紹介しました。

まだ開発中という事もあり、GPTに比べて扱いづらい箇所はありますが、価格面や速度では圧倒的に優れており、一部性能面でも既に遜色ない性能を発揮しています。

昨年末にChatGPTがリリースされてから一年、既に我々の生活には無くてはならなくなったAIですが、「Gemini」の発表によって、更にAIが進化していく事は間違いないかと思います。

「煩雑なExcel管理から脱したい」
慣れ親しんだシステムを使って効率化したい
「大規模なシステム開発を行うためにPoCを行いたい」
「社内のDXを進めていきたい」
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