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tomeとは?スライド自動生成ツールとしての特徴から使い方まで解説

こんにちは!ファンリピートの加藤です。

GPT-4が発表されてあらゆるツールが劇的に変化するのではと言われています。その中でもスライドを自動生成してくれるツールに関して以前紹介しましたが、GPT-4を搭載して更にパワーアップしたtomeについて改めて紹介していきます。

目次

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tomeとは

tomeは文章を入力することでスライドを自動生成してくれるツールです。特に、タイトルや大まかな内容を入力するだけで文章と画像を組み合わせたスライドを数枚生成してくれるところが特徴です。

現行のバージョンではTwitterやFigmaのリンクを挿入するとスライド上でその内容が表示されることでプレビューの共有がしやすかったり、音声やビデオの差し込みを容易に行えたりと単にスライドを作成するツールとしても非常に扱いやすくなっています。

今後、URLを添付するだけで、その内容に基づいたスライドを作ってくれる機能が追加されるとTomeのCO-CEOのtweetで公開されていました。

アカウント登録時に500 credits、edu accountだと5000 creditsが付与されます。AIツールを利用するごとにこちらのcreditが消費されますが、現在課金によるcredits追加ができません。他の人にサービスを紹介することで100 creditesが付与され、紹介されてサインアップした人それぞれに50 creditsが付与されます。

それでは早速、利用していきましょう!

実際に利用していく

まずは以下のリンクからtomeのホームページに入ります。

https://beta.tome.app/

tome_home画面のキャプチャ

「Get Tome for free」からサインインします。

tome_login語の画面のキャプチャ

サインインが完了するとこちらの画面に入ります。それでは右上の「Create」から新しいスライドを作っていきましょう。

tomeのプロジェクトを開いた後の画面のキャプチャ

まずそれぞれのツールや参照可能なサービスについて説明していきます。

AIツール

名前詳細
Create presentation about…作成したいプレゼンの内容を入力すると、その内容にそったスライドを数枚生成する。
Create page about…作成したいページの内容を入力すると、その内容にそったページを作成する。
Add DALL-E tileプロンプトを入力することでDALL-Eによって画像を自動生成する。

プレビューを参照出来るサービス

名前サービス概要
GiphyGiphyは、GIFアニメーションやステッカーの検索や共有を可能にするプラットフォームです。ウェブサイトやアプリで利用でき、GIFの作成や編集も可能です。また、ソーシャルメディアやメッセージングアプリでの利用も一般的です。
FigmaFigmaは、主にUI/UXデザインやグラフィックデザインに使用されるオンラインベースのコラボレーションデザインツールです。クラウド上でリアルタイムにデザインやプロトタイプ作成ができるため、チームでの共同作業が容易になります。
AirtableAirtableは、スプレッドシートとデータベースの機能を組み合わせた柔軟性の高いプロジェクト管理ツールです。テンプレートやカスタムビューを使って、データを整理し、複数のユーザーと共有できます。
TwitterTwitterは、140文字(後に280文字に拡張)以内のメッセージ(ツイート)を投稿し、共有するためのソーシャルメディアプラットフォームです。ユーザーは、他のユーザーをフォローしてツイートを受信し、リツイートやいいね、コメントできます。
FramerFramerは、プロトタイピングとデザインのためのツールで、モバイルおよびデスクトップアプリケーションを開発するデザイナーやエンジニアによって使用されます。コードを書くことなくインタラクティブなプロトタイプを作成できるため、UI/UXデザインの効率化に役立ちます。
MitroMitroは、パスワード管理ツールで、チームや個人がパスワードや機密情報を安全に共有・管理できるように設計されています。Mitroは現在、LastPassに統合されています。
LookerLookerは、データ分析およびビジュアル化プラットフォームで、企業がビッグデータを扱いやすくするためのツールです。データソースに接続し、データをビジュアル化し、インサイトを共有できます。また、データドリブンな意思決定をサポートするための機能が備わっています。

以上のサービスに加えてWebサイトのURLも添付することで参照できます。

では、AIツールを試してみましょう。

Presentation

Create presentation about…のタブを選択すると以下の様に表示され、ドロップダウンからどんなスライドを生成するか設定出来ます。

tomeのAIツールのタブ
tomeのAIツールのタブのドロップダウン_1
tomeのAIツールのタブのドロップダウン_2

ここでは「AIの行く末」と入力してpresentation.,Cyberpunkと設定してスライドを生成してみます。

tomeのAIツールに「AIの行く末」と入力した例

生成した内容を以下のリンクから確認してみてください。

https://tome.app/yu-348/exploring-the-future-of-ai-clfgeevyx7cibc84122m1syzu

一つスライドを例として挙げてみると…

tomeのAIツールに「AIの行く末」と入力した出力結果の例

この様に重複する内容や意味不明な画像が生成されてしまいました。

やはり、プロンプトが短かったり、設定が大まかだったりすると、以上のような結果になってしまいます。より細かく明確な設定を心がけることをおすすめします。以下がtomeが共有しているプロンプト生成のコツなので一読ください。

https://tome.app/tomecommunity/prompt-guide-tips-for-crafting-generative-prompts-clbtp8jdh0b5c4w5x3p596esr?utm_source=tome&utm_medium=referral&utm_campaign=command-prompt&utm_content=tips-for-crafting&utm_term=

Outline、Story

ChatGPT(GPT-4)で簡単に作った物語についてOutlineとStoryでスライド生成を試してみます。ちなみにその物語の設定を紹介しておきます。

  • タイトル
    • 探偵桃太郎
  • 登場人物
    • 探偵桃太郎 – 頼れる名探偵で、冷静な判断力と卓越した推理力を持っています。彼は事件解決に情熱を持って取り組み、正義感が強い人物です。
    • 犬助手 – 忠誠心が強く、卓越した嗅覚で証拠品を見つけるのが得意です。また、その体力と運動能力を活かして追跡や犯人確保に貢献します。
    • 猿助手 – 機敏で知能が高く、電子機器やロックの解除に長けています。また、身軽で高い所も苦にしないため、現場検証に役立ちます。
    • キジ助手 – 社交的で情報収集が得意です。また、変装や言葉巧みに相手を誘導する能力を持っており、潜入捜査にも活躍します。
    • 警部 – 桃太郎とは長い付き合いで、彼の能力を信頼しています。事件の捜査に協力し、時には助言やサポートを提供します。
  • 舞台
    • 桃太郎探偵事務所 – 桃太郎と助手たちが活動拠点とする事務所。ここで事件の依頼を受けたり、証拠品や情報を分析して事件解決の糸口を見つけます。
    • 都市 – 物語の主な舞台となる大都市。摩天楼が立ち並び、様々な人々が暮らしています。事件が起こる場所も多岐にわたり、盗みや詐欺から殺人事件まで幅広い捜査が求められます。
    • 事件現場 – 事件が発生した現場。桃太郎たちはここで証拠品を探したり、目撃者から情報を得たりして事件の真相に迫ります。
  • 設定
    • 探偵桃太郎は、幼い頃に両親が起こした事件を解決し、その後犬、猿、キジと出会い、探偵としての活動を始めることになります。
    • 物語は主に一話完結型で進行し、各エピソードで異なる事件が発生します。しかし、時折シリーズを通して繋がる謎や犯罪組織が登場することで、物語全体に深みを持たせます。
    • 探偵桃太郎と助手たちの個性や過去にも焦点が当てられ、彼らの成長や絆を描くエピソードもあります。また、彼らの能力が試される難事件や危機的状況も登場し、サスペンスや感動を誘います。
    • 時には他の有名な探偵や競合探偵事務所と協力したり、競い合ったりするエピソードもあり、物語にバラエティと緊張感を与えます。
    • 物語の中で、桃太郎たちが解決する事件は現実的なものからファンタジー要素を含むものまで幅広く、視聴者の興味を引き続けます。また、事件の解決方法も多様で、推理やアクション、友情や愛情などさまざまな要素が盛り込まれています。

では出力結果を見てみましょう。

tomeのAIツールに「探偵桃太郎」にうついて入力した場合の出力結果の例_outline

outlineの場合は以下のリンク

https://tome.app/yu-348/-clfgigue27t74d5452q6ulqhg

tomeのAIツールに「探偵桃太郎」にうついて入力した場合の出力結果の例_story

Storyの場合は以下のリンク

https://tome.app/yu-348/-clfgj5pnw7wvj7942vwb6gzah

OutlineもStoryもまとめたにすぎない感じがします。日本語なのが問題なのかは分かりませんが、Storyの方がより物語の流れを感じられます。画像をNo imageに設定した場合も生成してみましたが、ただ画像がないだけで内容は一切変わらないものが吐き出されました。

最後に先ほどの内容を英語に直して、Storyでスライドを生成します。

tomeのAIツールに「探偵桃太郎」にうついて入力した場合の出力結果の例_English

Storyは以下のリンク

https://tome.app/yu-348/detective-momotaro-clfgjb0uv7krxc941if9s7n56

画像も内容も見てもらったら分かる通り、明らかに英語の方が内容も画像もプロンプトに合ったものが生成されています。

内容もさることながら生成された画像も物語にそっており、非常によい出来栄えとなっているかと思います。

今後、tomeを利用される場合は英語のプロンプトで試してみると、自分の欲しいものに近いスライドが生成されるかと思います。

まとめ

以上、tomeについて紹介しました。

文章と画像の生成を同時に行ってくれる非常に便利なツールですが、英語でのプロンプトの方が力を発揮するのはどのAIツールも同じですが、よりその差が激しいものだと感じました。上記でも示しましたが、今後は添付したURLの内容をスライドに生成する機能が追加されるとのことなので、目が離せませんね。

ぜひ参考にしてください!

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