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第4章Part2 新規登録・ログイン・パスワードリセットページにワークフローを実装する

bubbleチュートリアルver2 第4章Part2 新規登録・ログイン・パスワードリセットページにワークフローを実装する

目次-全章

第1章 bubbleについて(bubbleの基礎知識からアカウントの作成、アプリ開発まで))
第2章 簡単なアプリケーションを作成する
第3章 各エレメントとレスポンシブ機能について&ヘッダーを作成する
第4章Part1 新規登録・ログイン・認証・パスワードリセットページのページレイアウトを作成する
第4章Part2 新規登録・ログイン・パスワードリセットページにワークフローを実装する
第5章Part1 homeページに投稿表示欄、投稿処理機能を実装する
第5章Part2 homeページにページング機能を実装する
第6章 データベースの設計とプライバシーポリシーについて
第7章Part1 mypageのページレイアウトを作成する
第7章Part2 mypageに投稿表示欄、タブ切り替え機能を実装する
第8章Part1 ユーザーのフォロー、フォロー解除機能を実装する
第8章Part2 ユーザー情報を更新、削除(退会)できるようにする
第9章 ユーザー一覧ページの作成とユーザー検索機能を実装してみる&アプリの微調整とデバッグを行う
終章 チュートリアルのまとめ&よくある質問
目次

4.7 いよいよWorkflowsの実装

ここまででページの外枠を作成してきたので、ここからはボタンなどの機能の実装を行っていきます。まずは新規登録処理を実装します。

新規登録ページの処理

今のままだと、「新規登録する」を押した後、何も起きないため、Workflowを設定します。sign_upページに移動してください。そして、Button_Signupのプロパティエディタで「Add workflow」をクリックします。

Action 1ではSign the user upを選んでEmailとPasswordをInput_Email’s valueとInput_Password’s valueに設定します。

「+Change another field」のボタンをクリックしてUser Typeにまだ作っていない「name」フィールドをCreate a new fieldにて追加します。

Sign the user upの設定

Field nameを nameにField typeをtextにします。CREATEを押すとUser Type(Data)内に名前を保管するためのフィールドが作成されます。ワークフローの画面にnameが表れるので、ソースをInput Username’s valueにします。

① nameフィールドの設定
② nameにInput_Usernameの値を代入するよう設定
③ 最終的なSign the user upの詳細設定

Send an email to confirm the emailにチェックを入れる 

このチェックボックスをオンにすると、ユーザーにメールアドレスが有効であり、アクセスできることを確認するメールが送信されます。このメールには、クリックするとユーザーのプロパティ「メール確認済み」が「はい」に設定されるリンクが含まれています。公式ドキュメントから引用をご確認ください。

singupページのワークフローを開き、「Sign the user up」アクションのプロパティエディタで、Send an email to confirm the emaiにチェックを入れます。新たにConfirmation pageの選択欄が表示されるので、email_authenticationを選択します。

今のままだと、メールアドレスを認証していない場合もhomeページに遷移してしまうため、Go to pageの遷移先を email_authentication に変更します。

Navigation > Go to page … を選択

これでButton_Signupを押しても、メール認証を済まさない限り、アプリの中身が見れません。

ログインの処理

loginページに移動します。Button_Loginのプロパティエディタで「Add workflow」をクリックします。

Add workflowへ

アクションは Account > Log the user in を選択します。

Account > Log the user in を選択

Email:Input Emailの値、Password:Input Passwordの値を設定します。Stay logged in は 「いいえ」/「no」 にします。

Log the user inを設定
EmailにInput_Emailの値を保存する設定
Stay logged inを「no」に設定(※アプリ内の言語設定は既に日本語になっている場合「いいえ」

Stay logged in は「 はい」/「yes」 にすると基本的にログイン状態を保持し、何時間経っても自動的にログアウトされません(ブラウザの設定でクッキーの削除を行った場合はログアウトされます)。Stay logged in を「いいえ」/「no」にすると、24時間後には自動的にログアウトされます。

特に要望がない場合は、セキュリティ保護のために Stay logged in は 「いいえ」/「no」 にしておきましょう。

メールアドレス認証が未完了のときは、先ほどと同様にメールアドレス認証のページに遷移するようWorkflowではUser is logged inと同じGo to pageのActionをコピペするか、自分自身で設定しておきましょう。

メールアドレス認証のページに遷移するWorkflowの設定

確認用(振り返り):必須チェックを追加する

Input_Email、Input_Passwordに対してプロパティエディタで「This input should not be empty」にチェックが入っているかどうかもう一度確認してください。

Button Loginのプロパティエディタで「This element isnt clickable」にチェックが入っているかどうかもう一度確認してください。入っていない場合、チェックを入れます。

This element isn’t clickableにチェック

Conditionalに、条件を「メールアドレスとパスワードが空でないとき」と設定し、クリック可能にするため This element isn’t clickable のチェックを外します。

Button Loginの設定

ログイン後の処理

ページ遷移のアクションで認証済みのユーザーをhomeページに遷移させ、認証を済ませていないユーザーをemail_authenticationに移動させます。

Click here to add an eventをクリックしGeneral>User is logged inを選択しClick here to add an actionをクリックします。Navigation>Go to pageを選択し、まずemail_authenticationを選んで、Only when条件を以下の通りにします。Current User’s email is confirmed is no.

アクションを追加してGeneralからUser is logged inを選択
アクションを追加してNavigationからGo to pageを選択
email_authenticationを選択
Only whenをCurrent User’s email is confirmed is no.に設定
‘s email confirmedを選択
is noを選択

Bubble.ioではアクションやConditionalなどコピペは可能ですので、先に作ったアクションを右クリックしてCopyを選んで、隣のClick here to add an actionを右クリックしPasteをします。行き先をhomeにし、Only whenを最後のis noをis yesに変更にすれば、完成です。

アクションを選択し右クリックのメニューからコピー
ペーストする
遷移先をhomeに設定
Only whenを is yesに変更

リンクを設定する

Link_Reset_Password「パスワードを忘れた場合はこちら」のリンク先を設定します。パスワードリセットページに遷移させたいので「password_reset」ページを選択します。

Destination pageをpassword_resetに設定

同じ方法でLink_Signup「新規登録はこちら」は遷移先を「signup」ページに設定します。

Link_Loginの遷移先をloginにします。

sign_upページに対してもログイン済みのユーザーがアクセスした場合の処理を設定します。loginのページのワークフローからワークフローをコピーし、loginのワークフローに貼り付けます。

Workflowコピーの仕方
Workflow挿入の仕方
Workflow確認

4.8メール認証の処理

先ほど新規登録の処理を追加しましたが、このままでは存在しないメールアドレスでも登録できたり、他人のメールアドレスでの登録ができてしまいます。

Signupの処理にメール認証を設定

プレビューで確認する

ここまでの流れを確認します。ログインしていない状態でsingupページにアクセスします。すでに登録済みのユーザーが再度登録しようとした場合エラーが発生しますので、別のメールアドレスを使用するか、Dataタブから登録済みユーザーを削除してください。

新規登録ページでユーザー名、メールアドレス、パスワードを入力し、新規登録するボタンをクリックします。メール認証ページに遷移します。このとき、同時に入力したメールアドレスにメールが届きます。

メール認証ページのpreview画面
受信したメールの例

Click here to confirm your email address をクリックします。すると新しいタブでメールアドレス認証完了ページが表示されます。

メールアドレス認証完了ページの例

認証メールの内容を編集&カスタマイズ

認証メールを受け取りましたが、内容が全て英語になっていました。こういったメールや表示されるメッセージを日本語化しましょう。

認証メールの内容をカスタマイズする

Settings > Languages タブを開きます。このタブではさまざまな状況でbubbleが表示するメッセージ等をカスタマイズできます。デフォルトでは言語が英語になっているため、日本語にします。

言語を日本語に変更

言語を変更すると登録されているメッセージは日本語に直訳されますので、内容を確認してわかりやすい日本語に変更しておきましょう。

新規登録時のメールについては、以下で内容を変更します。

Email confirmation subjectメールタイトル
Email confirmation bodyメール本文
Confirmation Linkメール本文最後に追加される、メールアドレス確認用のURLリンク文言
内容変更一覧

ここでは、以下のように変更します。

  • Email confirmation subject: メールアドレスを確認してください
  • Email confirmation body(※文章の間と最後の文章の後でEnterキーで改行を入れておいてください): funrepeaterに登録ありがとうございます。メールアドレス確認のため以下のリンクをクリックしてください。
内容変更例

プレビューで確認する

再度、singupページにログアウトした状態でアクセスし、新規登録をしてメールを確認しましょう。

認証メールの言語変更例

メールタイトル、本文が日本語になっていることが確認できます。

メールアドレス認証メールを再送する

email_authenticationにワークフローを設定

新規登録時にメールアドレスの認証をしておらず、メールアドレスの認証メールを紛失する可能性があるので、再送信できるよう、email_authenticationにワークフローを設定します。User is loggedの時にGo to page loginに設定しておきましょう。

次は、ログイン状態でメール認証を済ませたユーザーがアクセスしたとき、homeへ遷移させておきましょう。メールアドレス認証が完了したあと、3秒後にログインページに遷移させます。email_authenticationのワークフローで、トリガー User is logged in、条件に「メール認証が済んでいるとき」を設定します。アクション実行に対し、一時停止したい時は Navigation > Add a pause before next action を選択します。一時停止時間は 3000 ms(3秒)とします。

Navigation > Add a pause before next action を選択
Pause length(ms)を3000に設定

このとき、ユーザーはログインした状態なので、ログアウトさせ、ログインページへの遷移アクションを追加します。

Destinationをloginに設定

これで、メールアドレスの認証が済んだあと、3秒後にログアウトしてログイン画面に遷移します。

Button_Send_auth-emailのクリック時にワークフローを開始します。Account > Send confirmation email アクションを選択します。Confirmation pageをemail_authenticationに設定します。

Confirmation pageをemail_authenticationに設定

Send confirmation email アクションを実行すると、すでに認証済みのメールアドレスでもメールアドレスが未認証とデータが書きかわります。

4.9 パスワードリセット・送信ページでパスワードリセット処理を実装

パスワードリセット処理を実装

パスワードリセットメールを送信する

password_resetページにもワークフローのGo to page…より、ログインしている認証済みのユーザーをhome・認証されていないユーザーをemail_authenticationへリダイレクトされる設定しておきましょう。(loginページからコピーして頂いても構いません)

password_resetページにGo to the homeのワークフローを設定

そして、リセットボタンを押した時に、パスワードリセットメールを送信してユーザーにパスワードを再設定してもらう処理を実装していきます。

password_resetページのビジュアルエディタで、Button_send_reset「パスワードリセットメールを送信する」ボタンからAdd Workflowをクリックしワークフローを開始します。

アクションは Account > Send password reset email を選択します。

Account > Send password reset email を選択

パスワードリセットメールは、メールアドレス認証のメールと異なり、ワークフロー上でメールの内容を変更できます。

Email to reset に Input の内容を設定し、タイトルと本文を変更します。

  • Subject: パスワードリセット
  • Body(※文章の間及び最後の文章の後にEnterキーで改行入れて下さい): パスワードリセットがリクエストされました。以下のリンクをクリックし、新しいパスワードを設定してください。パスワードを変更しない場合は、このメールは無視して問題ありません。
パスワードリセットメールの変更例

パスワードリセットリンクの文言を変更する

Settingsタブ> LanguagesタブでApplication primary languageをJapanese (ja_jp)にします。パスワードリセットリンクは、パスワードリセットメールの文末に自動的に挿入されますので、Ctrl + Fを押して「Reset here」を探して、その内容がリンクになって挿入されるため、内容を変更します。※最後に必ずEnterキーで改行をいれてください(入れない場合、・・・リセット<url>になってしまうので)

パスワードリセットリンクは変更例

ちなみに、このタブでは変更だけではなく、自作文章を追加したり、アプリ内でよく使う文章を作成しできます。アプリ内でDynamic Data経路でAppTextとして入れたい場所に入れられますので、ご活用ください。

メール送信後に表示を変更する

パスワードリセットメール送信後、グループ「Group SendEmail」を非表示にし、グループ「Group SentEmail」を表示させるアクションを追加します。

Click here to add an actionからElement Actions>Showを選択します。ElementはGroup_SentEmailを選びます。

ElementにGroup Sendemailを設定
Group_SentEmailをElementに設定

次にClick here to add an actionからElement ActionsのHideを選びます。隠す対象としてGroup_SendEmailを選択します。

Hideを選択
Group_SentEmailを選択

こうすることで、パスワードリセットメールを送信した後は、メールを送信したという旨を表示し、送信用メールアドレスを入力するフォームは非表示にするという処理が完成します。

リンク先を変更する

Group SendEmailとGroup SentEmailの「ログインはこちら」のリンク先をloginに変更しておきます。※今後は遷移先リンク(Destination page)選択画面のスクリーンショットは無しで説明するので、各自で遷移先リンクを設定してください。

Destination pageをloginに変更
Destination pageをloginに変更

パスワードリセットページを編集する

パスワードリセットメールのリンクにアクセスすると、reset_pwページが開きます。reset_pwページはデフォルトのデザインが崩れた状態になっています。

デフォルトのreset_pwページ

ページの設定を他のページと同じになるように変更し、全てのエレメントを削除します。reset_pwのPage titleのテキストを「パスワード再設定」にし、Layoutを以下のようにしておきます:

loginページからGroup_loginの内容をそのままコピーし、reset_pwページにペーストします。不要なリンク2つを削除し、名称と表示テキストを変更します。

各エレメントの設定

もともとInput Emailだった要素のContent formatをPasswordに忘れずに変更してください。ボタンのConditionalの設定がLoginのまま残っていることに注意してください。パスワード入力欄が2つとも入力されていないと、変更するボタンがクリックできなくなっています。設定としては問題ないため、このままにします。

Content formatをPasswordに設定
ボタンのConditional設定を変更

パスワードリセット処理を実装

パスワードを変更するボタンからワークフローを開始します。アクションは Account > Reset password を選択し、それぞれinputの値を設定します。パスワードリセットリンクから遷移してきた場合、ログイン状態になっているため、パスワードリセット後に、homeページへ遷移するアクションを追加します。

PasswordをInput_Password’s value、ConfirmationをInput_PasswordConfirm’s valueに設定します。その後、認証のステータスによってそれぞれのページへ遷移させます。

Reset passwordの設定

プレビューで確認する

① ログインしていない状態で、password_resetページをプレビューします。② メールアドレスを入力し、送信するボタンをクリックします。③ 「ログインはこちら」をクリックするとログインページに遷移することが確認できます。入力したメールアドレスに以下のようにメールが届いていることが確認できます。

password_resetページのpreview画面
パスワードリセット完了の動作例
パスワードリセット完了メール例

メールのリンクをクリックし、遷移したページで新しいパスワードを入力し、変更するをクリックします。

新しいパスワードへの変更する動作例

認証済みの場合、homeページに遷移することが確認できます。このあと、ログアウトして、新しいパスワードでログインできることを確認してください。

4.10 本章のまとめ

一回すべての画面をResponsiveで確認し、様々な画面のサイズで各画面の状態を確認し、万が一見た目がおかしくなる(320で入力欄が枠外に出たりするなど)画面があった場合、もう一度第3章のResponsiveや幅設定に関して復習し、本章のパラメータが合っているかどうか比較してみてください。

本章では、新規登録・ログイン・認証とパスワード関連のページを作成しワークフローを設定しました。bubbleではワークフローも表示するデータもほとんどがクリックで設定できることが体感できたかと思います。また、bubbleにはもともと用意されているアクションやプロパティがあります。アクションやプロパティの内容はマウスオーバーすると表示される「? See reference →」をクリックして内容を確認できます。英語での説明ではありますが、わからないことがあれば、公式リファレンスを確認してみましょう。

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この記事を書いた人

私たち株式会社ファンリピートは、ITを通じてお客様の課題解決を行うスタートアップベンチャーです。ノーコード・ローコードを用いたDX支援事業を主軸に、スピード感を持ってお客様のご要望にお応えしています。

2019年の創業から、出版業界・広告業界をはじめ、幅広い業界のデジタル施策を支援。財務管理・顧客管理などの基幹・業務システムから、新規Webサービスなど開発前検証フェーズのシステム導入支援まで、ワンストップでサポートを実施しています。この先も本質的なご提案を通じて、お客様の課題を解決し続けます。

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