人気上昇中のGo言語とは?学習メリットから開発事例まで解説

Googleによって開発されたプログラミング言語である「Go言語」は、数ある言語の中でも比較的歴史が新しく、使い勝手の高さから世界的にも注目を集めています。

これからプログラミング学習を始める方であれば、Go言語の習得は選択肢の一つに入れるべきでしょう。

こちらの記事では、Go言語とはどんな言語なのか基本を解説すると共に、言語の特徴やメリット、具体的な開発事例まで紹介します。

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目次

Go言語とは?

Go言語(Goやgolangとも呼ばれる)は、どのような背景で誕生し、どんな特徴を持つ言語なのかわからない方も多いでしょう。ここでは、Go言語の歴史から特徴までかんたんに解説します。

Go言語の歴史

Go言語の始まりは、2009年にさかのぼります。当時、Googleをはじめとした多くのIT企業では、ソースコードの複雑さや肥大化が問題となっていました。

そこでGoogleのエンジニアであるRobert Griesemer氏らは、より容易に扱える言語を目指しGoをリリースしました。当初はLinuxとmacOSのみ対応していましたが、2012年にはWindowsにも対応したバージョン1.0がリリースされました。

元々はGoogleの本番システムの一部として使用されていましたが、現在ではオープンソースプロジェクトとして世界中の企業で使われています。

Go言語の特徴

Go言語は、誰でも自由に使えるオープンソースプロジェクトです。また、構文構造がシンプルなので、効率的にソフトウェアを簡単に構築できることが特徴となっています。

元々開発された目的が、複雑なソースコード記述の解消であることからも、記述のし易さはGo言語の特徴が現れています。

Go言語の公式サイトはこちら

Go言語を学習するメリット

Go言語には数多くのメリットがあります。具体的には以下の3つがあげられます。

  • プログラミング初学者でも学習しやすい
  • 高速処理や並列処理が可能
  • メモリの安全性が高い

プログラミング初学者でも学習しやすい

Go言語は構文構造がシンプルに設計されているため、文法がわかりやすく、初心者でも扱いやすいです。また、様々なプログラミング言語の良い面を部分的に取り入れているため、経験者にとっても扱いやすいのが特徴です。

高速処理や並列処理が可能

Go言語は、C++やJavaのような静的に型付けされた言語であると共に、JavaScriptやPythonのような動的に型付けされた言語の特徴も持っています。

両方の性質を持ち合わせることで、大規模なシステムでも高速に処理することが可能となっています。また、Go言語は複数のCPUを効率的に使用する並列処理が備わっているため、処理速度が早く、メモリの消費を抑えることが可能です。

メモリの安全性が高い

Go言語はメモリの安全性も考慮されて開発されています。例えば、Go言語にはポインタ演算機能がないため、エラーが発生しにくいことが特徴です。

その上、コード自体がシンプルな設計になっているので、数多くのエンジニアが同時に開発に携わってもコーディング手法で意見の対立が起きにくいといったメリットがあります。

Go言語の開発事例

Go言語を使うと実際にどういったサービスを開発できるのでしょうか。ここでは開発事例をいくつか紹介します。

スマートフォン向けアプリ開発

Go言語は、エラーの検出性が高いことからスマートフォン向けアプリ開発に向いており、Android・iOSの両方に対応しています。

例えば「Go mobile」などの開発ツールを使用すれば、Webとアプリ用でそれぞれコードを書き換えることなく、手軽にスマートフォンアプリを開発できます。

https://pkg.go.dev/golang.org/x/mobile/cmd/gomobile

Webサービスの設計開発

Go言語はGoogleの言語ということもあり、Googleサービスとの親和性が高いです。

加えて高速処理を得意としている点から、大規模なWebサービスやWebサーバーの開発構築に向いています。実際に、ECサイトやWebメディアなどの構築において、多くの企業が導入しています。

ドローン開発

Go言語は「Gobot」というロボティクス・IoTフレームワークが公開されているため、ドローンに用いられる組込み開発も可能です。

特にGobotはオンライン上の複数のデバイス間で相互通信できるため、センサーが感知した情報を他のデバイスに伝達したり、外部から遠隔操作したりする開発にも利用できます。

Go言語の需要・求人数

Go言語を学習し、エンジニアとしてのニーズがあるのか気になる方も多いでしょう。ここでは、各求人サイトでの掲載件数と報酬(給与)相場を確認します。

求人サイト掲載件数報酬(給与)相場
レバテックフリーランス1213件月額平均81万円
ポテパンフリーランス31件月額50万〜100万円
paiza転職393件年収300万〜1000万円以上
Green235件年収300万〜1000万円以上
2022年8月15日時点

このように、Go言語の求人はとても多いことがわかります。エンジニアとしてのスキルによって報酬額に差はありますが、ニーズとしては非常に高いといえるでしょう。

Go言語を学習する方法4選

Go言語をこれから習得したい方に向けて、おすすめの学習方法を4つ紹介します。

Udemy

Udemy(ユーデミー)は、学びたい人と教えたい人のためのオンラインマーケットプレイスです。プログラミングやデータサイエンスなど、20万以上のオンラインコースが公開されています。

Go言語のコースでは137件公開(2022年8月時点)されており、プログラミング初心者から中級者以上の方まで、レベルに合わせてコースを選べます。

Udemy

公式チュートリアル

Go言語の公式チュートリアルである「A Tour of Go」は、Go言語の重要なコア部分を無料で学べる学習コンテンツです。

開発環境を用意せずともWeb上で利用できるため、初心者の方でもGo言語に関する理解を深めることが可能です。

A Tour of Go

Progate

Progate(プロゲート)は、アカウント1つではじめられるプログラミング学習サービスです。スライド形式のわかりやすい解説と、オンラインゲームのような操作性が人気です。

実際の開発現場で使える程の内容はありませんが、Go言語の基本を理解したい方にとっておすすめのサービスです。

Progate

ドットインストール

ドットインストールは、短時間動画で構成されたプログラミング学習サービスです。1本あたり約3分なので、学習量を調整しやすいことが特徴です。

Go言語学習には2つの講座が用意されており、Go言語の基本を理解する初心者向けと、Webサーバーを構築するまでの実践向けがあります。無料から利用できますが、有料会員になればエンジニアに直接質問することも可能です。

ドットインストール

Go言語を学習して将来に備えよう

Go言語は、今後ますます需要が見込まれるプログラミング言語です。Go言語を扱えれば世界中でエンジニアとして活躍できるため、ぜひ習得に向けてチャレンジしてみてください。

また、システム開発の外注先選びでお困りの方は、弊社までお気軽にご相談ください。

当社がこれまで支援してきた開発事例の共有、企画・コンサルティング、要件定義や実際の開発支援まで包括的にサポートさせていただくことが可能です。

システム開発を失敗しないために、弊社が相見積もりの取得までをサポートさせていただくことも可能です。むやみな営業電話などは決して行いませんので、まずは無料のご相談をお待ちしております。

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この記事を書いた人

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当社では、ノーコード・ローコードを用いたDX支援事業や、プロジェクトマネジメント、コンサルティングなど、規模を問わず20社以上の企業のシステム開発のサポートを行っています。要件定義からリリースまではもちろん、システムの保守・改修までトータルにご支援が可能ですので、気になることがありましたらお気軽にお問合せください。

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