Azureを導入するメリットとは? 人気のサービスも紹介します

自社にAzureを導入するかどうかで迷っていませんか? このサービスは IT関連の様々な開発技術を提供しています。しかし期待した内容でなければ、移行にかかる時間や予算が無駄になるのです。

そこで今回は、Azureが何かという基本的なことや導入するメリットなどを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

Azureとは?

Azureとは、Microsoft社のクラウドサービスで正式には「Microsoft Azure(アジュール)」という名前です。ネットワークやサーバーといったIT上のインフラを提供しています。

また、他にも様々な開発技術を利用可能です。どのような技術を利用できるのでしょうか?

Azureで活用できる技術
  • IoT:家電や電子機器をつなぐ技術
  • ブロックチェーン:ビットコインの基幹技術として使用される仕組み
  • 機械学習:人工知能の分野で注目を集めている技術

上記の他にも数多くのサービスをクラウド上で利用でき、目的によって自由に組み合わせることが可能です。

ここからはサービスの特徴を掘り下げていきましょう。

Azureの特徴

Azureには3つの大きな特徴があります。

Azureの主な特徴
  1. インターネットに接続できればどこでも利用可能
  2. 多くのサービスが従量課金制
  3. 200以上のサービスを自由に組み合わせることができる

上記のようにAzureは自社に必要なサービスのみを選べます。さらに重量制なので使った分だけ利用料金が発生するので無駄がありません。

Azureを導入するメリット

Azureは、Microsoftのクラウドサービスで多くの利用メリットがあります。ここでは代表的な4つを紹介します。

メリット1)Microsoft製品との連携がしやすい

AzureはMicrosoft製なので同メーカーの製品とは親和性が高く、拡張性にも優れています。Office365などと連携や移行がしやすく、操作性がWindowsと似ているのも利用している人にとっては魅力です。

メリット2)充実のセキュリティ

Azureはセキュリティ関連に米ドルで10億を超える投資をしています。さらに3,500名のサイバーセキュリティーのエキスパートが、顧客のデータとビジネス資産の監視と保護をしているのです。

また、ネットワークの保護やID管理、そしてアクセス権限の設定などのセキュリティサービスを受けられます。

メリット3)災害復旧サービスにも対応

データセンターが世界各地の60ヵ所以上に設置されています。そのため世界中のユーザーが安全に素早くサービスを利用することが可能です。

このネットワーク内で相互に接続してデータを管理しており、1つのサーバーで障害が起きても、他のところにバックアップがあり大切なデータを失わずに済みます。たとえば大規模な災害が発生しても、別の地域にあるサーバーにより復旧が可能なのです。

メリット4)好きなサービスを組み合わせ可能

「Azureの特徴」でも触れましたが、Azureには200以上のサービスが存在し、好きなものを組み合わせて利用できます。そのため自社に最適な環境を作ることが可能です。

また、従量課金制なので使わないサービスに使用料を支払うこともありません。

このようにAzureを利用することには多くのメリットがあります。特に近年はセキュリティと災害に対する備えが重要視されており、その対策ができるのも大きな魅力です。

Azureのサービスと料金

Azureのメリットが分かったところで、今度は人気の高いサービスと料金シミュレーションについて紹介します。

自分の会社に必要なサービスがなければ意味がありませんし、また導入を検討する上ではコストも重要なポイントです。それでは一緒に確認していきましょう。

Azureの各種サービス

200以上のサービスがあるAzureですが、各ジャンルの代表的なものを紹介します。

サービス1)アプリケーション開発・管理関連

  • App Configuration:アプリケーションの構成を格納できます。
  • Azure App Service:アプリを短時間で作ることが可能です。
  • Azure Function:コード(関数)を利用するのにサーバーの手間のかかる管理が必要ありません。

サービス2)AI・機械学習関連

  • Azure Cognitive Services:アプリケーションに認知機能を追加します。
  • Azure Cognitive Search:あらゆるコンテンツから潜在的な分析情報を取得します。
  • Azure OpenAI Service:大規模なAIモデルでアプリケーションの新機能を開発します。

サービス3)ネットワーク関連

  • Azure ExpressRoute:Azureへのプライベートネットワークに高速で安全に接続できます。
  • Private Link:暗号化した接続を利用して配信可能です。
  • Virtual WAN:ネットワークを一元管理し自社のサイトと接続先を管理します。

サービス4)セキュリティ関連

  • Azure Information Protection:顧客の大切な情報をいつでも厳重に保護します。
  • Microsoft Defender for Cloud:クラウド全体のセキュリティを強化して保護します。
  • Azure Bastion:顧客の仮想マシンをより安全なリモートアクセスで保護します。

サービス5)ストレージ関連

  • Azure Archive Storage:アクセスの頻度が少量向けの低価格サービスです。
  • Azure Data Share:あらゆる形式・サイズ・場所にあるデータを安全に共有できます。
  • Avere vFXT for Azure:高負荷の状況下でも待ち時間を最小化できます。

サービス6)データベース関連

  • Azure Cache for Redis:アプリなどへのアクセスが増加した場合にパフォーマンスを効率的に調整します。
  • Azure Data Factory:大企業などの膨大なデータを簡単に統合可能です。

ここで紹介したサービスはあくまで一部に過ぎません。自社に必要不可欠なサービスを組み合わせることで、最高のパフォーマンスを実現させてください。

Azureは料金計算ツールで使用料金の予測が可能

様々なサービスがあることを紹介してきましたが、導入するか決める上で気になるのは料金ではないでしょうか。そこでおすすめなのが公式ページにある「料金計算ツール」です。

200以上あるAzureのサービスを自由に組み合わせ、時間単位月単位で予想される利用料を計算することができます。
参照サイト:Azure「料金計算ツール」

導入を検討するなら、上記で使用料のシミュレーションをしてみてください。

まずはAzureの無料体験を試してみるのもおすすめ

Azureの特徴や導入するメリット、そしてサービスの内容の一部を紹介してきました。サービスに魅力を感じても、実際に使用してみないと分からないことが多いのも事実です。

このサービスは最大30日間無料で試すことが可能です。

また、サービスの種類が多すぎて自社にどれが合うのか分からないという方は、弊社までお気軽にご相談ください。

当社がこれまで支援してきた開発事例の共有、企画・コンサルティング、要件定義や実際の開発支援まで包括的にサポートさせていただくことが可能です。

システム開発を失敗しないために、弊社が相見積もりの取得までをサポートさせていただくことも可能です。むやみな営業電話などは決して行いませんので、まずは無料のご相談をお待ちしております。

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この記事を書いた人

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