セールスフォースってなに?今さら聞けない概要やメリットを紹介

セールスフォースという企業を知っていても、概要やメリットを詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。

本記事ではそのような方に向けてセールスフォースの基本情報や、システムを使いこなすためのポイントを詳しくご紹介します。本記事を読むことでセールスフォースの利便性や上手に使いこなすためのポイントが3分で理解できます。

ぜひ、最後まで読んでいただき参考にしていただければと思います。

「システムを短納期かつ低予算で作成したい」
ローコード開発に興味がある
目次

セールスフォースとは?

セールスフォースについてよくわからないという方に向け、この章ではまずセールスフォースの概要についてご紹介します。

セールスフォースとは一般的に、アメリカの大手IT企業である株式会社セールスフォース・ドットコムが運営する世界No1のシェアを誇るCRMツールです。

どのような業務アプリかを簡潔に説明すると、業務を効率化し売上の最大化を支援するためのものです。

CRMとは?

CRMとはCustomer Relationship Management(カスタマーリレーションシップマネジメント)の頭文字をとった造語で、顧客関係管理という意味です。

そのためCMSツールといえば一般的に、企業とユーザーとの関係性を管理するツールのことを指します。なぜ顧客との関係の管理が必要かを簡単に説明すると、顧客を競合他社に取られないようにするためです。

現代はとくに変化や流行り廃りが激しいため、顧客が求めるニーズはとめどなく変化します。このような背景から、以下のことを考える必要があります。

  • 顧客が求めるニーズはどのようなものなのか
  • 顧客が競合他社に取られないために、どういう対策を取るべきか

CRMはこういった問題を解決するのに適しており、顧客の関心事を分析して最適なアプローチを促してくれます。

セールスフォースでできること

セールスフォースで出来ることは、大きく分類すると以下の通りです。

セールスフォースを使って出来ること
  • 顧客情報の管理
  • 新規顧客の開拓
  • 営業活動の自動化
  • 自動問合わせ機能の実装
  • 売上データの作成・抽出
  • 将来的な利益のシミュレーション

これらの他にも、企業とお客様の関係にマッチした独自の業務アプリを作れます。

業務の状況やクライアントとの距離感などといった詳細な条件なども、柔軟なカスタマイズでアプリへ組み込むことが可能です。

セールスフォース導入のメリット

セールスフォースを導入することで、さまざまなメリットが得られます。この章では5つの大きなメリットをご紹介します。

社内業務が効率化される

セールスフォースを使えば、売上データの作成や抽出などの業務を効率化できます。具体的には以下のようなデータの抽出が可能です。

  • 顧客の行動傾向
  • 競合他社との比較
  • 未来の利益の予測

またこのデータを表示するときのユーザーインターフェースも優れており、見やすいグラフで一覧表示できます。セールスフォースは社内業務の効率化を前提としたアプリであるため、この点は大きく期待できるポイントです。

売上の向上に期待できる

前章で書いたように、セールスフォースを使えば色々なデータの抽出が効率的に行えます。

これらを用いて自社の状況を正しく分析し、効果的な対策をとることで、売上の向上にも期待できます。

サーバー構築なしで導入できる

セールスフォースはWeb上で動く業務アプリです。したがって導入するときに新たにサーバーを構築する必要がありません。

そのため従来の業務システムに必要な、サーバーの購入や設置にかかる手間や費用を省くことが可能になります。

デバイスを問わず確認や訂正ができる

こちらもWeb上で動く業務アプリならではの特性で、セールスフォースの確認や訂正を行う際にデバイスを問いません。セールスフォースはマルチデバイスに対応しているため、スマホでもタブレットでも使用する端末に応じて最適な条件で使用できます。

移動中や移動先でも確認が行えるようになるため、生産性の向上にもつながります。

サポートが充実しており、導入後も安心

セールスフォースはサポート体制が充実していることもメリットです。導入時には専門アドバイザーによる支援を受けられますし、電話での問い合わせは24時間365日対応しています。もちろん日本語にも完全対応しています。

導入後の不安やストレスを感じることなく利用できるため、安心感といった観点で大きなメリットといえます。

セールスフォース導入のデメリット

利用にあたり多くのメリットがあるセールスフォースですが、デメリットもあります。この章では、そのデメリットについて見ていきます。

導入コストがかかる

セールスフォースの導入には、もちろん高額なコストがかかります。会社規模や必要な性能などカスタマイズ内容によっても前後しますが、数十万〜百万円を超える場合もあります。

以下はセールスフォースが公式サイトで公開しているSalesCloudの価格です。

プラン名料金
Essentials3,000 円(税抜)/ユーザー/月
Professional9,000 円(税抜)/ユーザー/月
Enterprise18,000 円(税抜)/ユーザー/月
Unlimited36,000 円(税抜)/ユーザー/月
※2022年8月26日現在

他にカスタマイズ費用があれば、これらに別途上乗せされる形となります。

アプリの操作には慣れが必要

セールスフォースはユーザーインターフェースに優れているものの、ある程度操作に慣れが必要です。搭載されている機能も多いので、導入初期は情報の入力方法や入手したい情報がどこにあるかなど戸惑うことも多いでしょう。

そのため、導入後のサポートを最大限に活用したうえで、社内でその使い方を綿密に共有することが大切です。

成果が出るまで時間がかかる

セールスフォースを導入したからといって、すぐに成果が出ることはありません。優れたデータ分析機能は、一定のデータが蓄積されることで正確性の高いアプリへと成長していくためです。

データが少ない状態では、本来の性能は発揮されないため、まずはデータをしっかりと蓄積していきましょう。

セールスフォースを使いこなすために

セールスフォースを使いこなすには、いくつかポイントがあります。この章ではそのポイントを以下の3つをご紹介します。

導入する目的をはっきりさせる

まず、セールスフォースを導入することで何を達成したいのか明確に決めましょう。以下の情報は最低限クリアにしておいた方がよいでしょう。

  • どれくらい売上を向上させ、その売上でどうしたいのか
  • どれくらい作業時間を短縮し、空いた時間を何にどう当てるのか

セールスフォースはあくまで、業務を効率化し売上を最大化させるための手段であるということを頭に入れて活用しましょう。

最初は最低限の機能と予算で導入する

セールスフォース導入のときは必要最低限の機能にとどめ、効果が見え始めたら新たな機能を追加するやり方が賢明です。

セールスフォース社側も、まずは小さく始めて徐々に大きくしていくやり方を推奨しています。

分析したデータを有効活用する

セールスフォースでいくら良質なデータを取得できても、そのデータを有効活用しなければ意味がありません。

データをしっかり分析し、行動できなければ現状を変えることはできないのです。

まとめ

以上、セールスフォースの基本知識や、使いこなすためのポイントについて紹介してきました。

記事の内容を以下にまとめます。

  • セールスフォースは業務効率化、売上最大化のための業務アプリ
  • サーバー構築が必要なくマルチデバイス対応
  • 導入コストは高額で成果が出るまで時間がかかる
  • 少額で導入し成果に応じて機能を追加するのがポイント

セールスフォースが気になっている企業様は、これを機に導入し業務を効率化してみてはいかがでしょうか。

なお、社内業務の効率化についてお悩みの企業様は、ぜひ一度弊社にご相談ください。しつこい電話など一切ないため、安心して利用できます。以下のリンクからどうぞ。

Power Platformを使用したシステム内製化事例
無料プレゼント中


   

ダウンロード
こちらからお気軽にどうぞ

「煩雑なExcel管理から脱したい」
慣れ親しんだシステムを使って効率化したい
「大規模なシステム開発を行うためにPoCを行いたい」
「社内のDXを進めていきたい」
シェアする

この記事を書いた人

システム開発の窓口は株式会社ファンリピートが運営しています。
当社では、ノーコード・ローコードを用いたDX支援事業や、プロジェクトマネジメント、コンサルティングなど、規模を問わず20社以上の企業のシステム開発のサポートを行っています。要件定義からリリースまではもちろん、システムの保守・改修までトータルにご支援が可能ですので、気になることがありましたらお気軽にお問合せください。

目次