アプリケーションとは?基礎からわかりやすく解説します!

ビジネスにおいてデジタル化やDX推進が加速する中、アプリ開発に乗り出す企業も少なくないでしょう。

パソコンのみならず、スマートフォンやタブレット端末が普及し、誰もが一度は使用したことのあるアプリケーションについて、具体的にどのようなものか、知っているようでいて実はよく知らないという方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、今さら聞けないアプリケーションの基礎を、初めての方にもわかりやすく解説します。

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目次

アプリケーション(アプリ)とは?

アプリケーションとは、一般的には申請という意味で使われることの多い英単語ですが、適用応用という意味もあります。

IT用語でアプリケーションというと「アプリケーションソフトウェア」を指し、特定の作業をするための機能を持つソフトウェアの総称のことです。

日本ではアプリと略語で使われることも多く、英語の略語はapp(アップ)と言います。

このアプリケーションは本来、パソコン・スマートフォン・タブレット端末等で使用するアプリケーションソフトウェア全般のことですが、日本ではスマホのアプリという意味に捉える人が多いようです。

アプリケーションソフトウェアの例
  • ワードプロセッサ
  • 表計算ソフト
  • 勤怠管理システム・経理システムなどの業務アプリケーション
  • インターネットを使用するためのアプリケーション(Chrome・ Exploror・ Safariなど)
  • クリエイティブツール(イラストレーター・フォトショップなど)
  • 音楽再生アプリ・ゲームアプリ・地図アプリなど

ソフトウェアとは?

ここまでで、アプリケーションというのは、特定の作業をするための機能を持つソフトウェアの総称だと述べましたが、ではソフトウェアとは何でしょうか。

パソコンなどのコンピューターシステムは、ハードウェアとソフトウェアの2種類から成り立っています。ハードウェアとはディスプレイ画面やキーボードなど、形のある装置のことを指します。

一方のソフトウェアとは、目に見える形が存在しないもので、オペレーティングシステム(OS)とアプリケーションソフトウェア(アプリ)の2つに分かれます。

オペレーティングシステム(OS)とは

オペレーティングシステム(OS)とは、コンピューター内の情報を各所に伝えたり、保存したり、制御したり、コンピューターシステム全体を管理するものです。

パソコンであればMacOSやWindowsなど、スマホであればiOSやAndroidなどがOSに該当します。

アプリとOSの違いは?

アプリもOSも同じソフトウェアですが、コンピューターシステム全体を管理するOS 上で特定の機能を持つアプリを動作させることでコンピューター上で目的の作業が行えることになります。

ディスプレイ画面を見ながらキーボード等のハードウェアを使ってアプリを作動させ、その情報がOSによって管理(伝達・保存・制御)される、と言うと、よりわかりやすいかもしれません。

アプリケーションソフトウェア(アプリ)

特定の作業をするための機能を持つソフトウェア

オペレーティングシステム(OS)

コンピューターシステム全体を管理するソフトウェア(MacOS・Windowsなど)

ハードウェア

装置(ディスプレイ画面、キーボードなど)

アプリケーション(アプリ)の種類

ここからは、一般的に企業が顧客向けにアプリ開発を行う場合におけるアプリケーションの種類について、概要を解説します。

WEBアプリ

パソコンやスマートフォンのWEBブラウザ(Google Chromeなど)からインターネットを経由して利用できるアプリのことをWEBアプリと言います。

WEBアプリはWEBサーバー上で動作するため、下記の特徴があります。

  • ネットワーク環境さえあればアプリをインストールすることなく使用できるものの、電波状態が悪ければ動作が遅くなる
  • GoogleやYahoo!などの検索エンジンからの流入が見込める
  • サーバーで一括管理でき、更新の際にはサーバー上でプログラムを更新するだけでユーザー側が最新版を利用できる
  • 1つのアカウントを複数の端末で使用できる
  • プッシュ通知機能やカメラ・GPSなど、端末が独自に持つ機能は利用できないというデメリットがある
WEBアプリ例

YouTube・Google Map・Microsoft Office Outlook・Skypeなど

ネイティブアプリ(スマホアプリ)

スマートフォンやタブレット端末のホーム画面にApp storeやGoogle PlayなどのアプリストアからインストールするAndroidアプリやiOSアプリのことをネイティブアプリ(スマホアプリ)と言います。

ネイティブアプリは端末上で動作するため、下記の特徴があります。

  • 一度端末にインストールすればオフライン環境で使用することができるものが多く、起動や動作が早い
  • プッシュ通知、カメラ・GPSなど、端末の持つ機能を利用することができる
  • 検索エンジンからの流入がないため集客のための戦略が必要
  • iOS・Android等のOSに合わせて個別に設計・開発する必要があり、要求スキルや開発費用が高くなる
  • アプリストアを通すため、アプリの販売やアプリ内課金で収益化できるが、リリースやアップデートの際にストア側のガイドラインに沿った審査が発生する
ネイティブアプリ例

Twitter・スマホゲームアプリなど

ハイブリッドアプリ

WEBサイトを構築する際に使用するコード(HTML・CSS・JavaScript)を使用して開発されるAndroidアプリやiOSアプリのことをハイブリッドアプリと言います。

ハイブリッドアプリはWEBアプリとネイティブアプリの特徴を併せ持っています。

  • ネイティブアプリと同じく端末にインストールして使うため、プッシュ通知機能・カメラ・GPSなど、端末の持つ機能を利用することができる
  • アプリの販売やアプリ内課金で収益化できるが、リリースやアップデートの際にストア側のガイドラインに沿った審査がある
  • ネイティブアプリと比較すると動作が遅く、機能が劣る
  • WEBアプリと同様にサーバーのデータを更新するだけでアップデートが可能で、1つのアカウントを複数の端末で使用できる
  • OSに合わせた個別開発は不要で、開発に掛かる工数と費用が削減できる
ハイブリッドアプリ例

クックパッドなど

[まとめ]アプリケーションの基礎を知って自社のアプリ開発へ活かそう

近年では「PWA(Progressive Web Apps)」という、ハイブリッドアプリに似たWEBブラウザ上で表示されるアプリも出ています。

また、WEBアプリ・ネイティブアプリそれぞれの欠点を補うべく工夫がなされ、日進月歩で進化しているのがアプリケーションの分野でもあります。

アプリ開発を考えている場合には、自社の求めるアプリの形をしっかりとイメージし、最新の情報に照らし合わせて検討する必要があると言えるでしょう。

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この記事を書いた人

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